伊勢原市のI様邸にて、屋根塗装・外壁塗装のご報告の続きです!
前回の現場レポート→「伊勢原市 I様邸 屋根塗装・外壁塗装 モルタル外壁の中塗り」は、こちらのページです。
今回は屋根の縁切りと中塗りの様子についてお伝えします(^_^)/
化粧スレートの塗装には欠かせない”縁切り”とは
“縁切り”と聞くとどんなイメージでしょうか。
一般的には「人と人の関係を断つ」「悪縁を断ち切って良縁を招く」などを縁切りといいますよね。
屋根塗装にも断ち切らなければならない”縁”があります。
縁切りは化粧スレート屋根(カラーベスト、コロニアル)の塗装における工程の1つです。
縁切りをするか・しないかにより、屋根の寿命が大きく変わります。
スレート瓦の重ね目には隙間が設けられており、雨水の逃げ道があります。
この隙間がないと雨水が屋根材の裏に溜まり、雨漏りを起こします。
屋根塗装をすると塗料でその隙間が埋まってしまいます。
そうならないよう、隙間を作ってあげる作業を”縁切り”といいます。
こちらがI様邸での縁切りの様子です
写真に写っている小さな黒い部品のようなものを使って縁切りをします。
この道具は”タスペーサー”といって、縁切りを簡単に行う道具です。
この後、屋根材の下にタスペーサーを差し込むのでほとんど目立たなくなります。
今はタスペーサーがあるので職人1人で半日程で縁切りが終わるようになりました。
昔はタスペーサーが無かったので、職人が1枚1枚カッターで隙間を作っており、職人2人がかりで丸一日かかっていました・・・。
この縁切りをするか・しないかにより、屋根の寿命が大きく変わります。
「せっかく屋根塗装をしなかったのに、縁切りをしなかった事で3年後に雨漏りを起こした」という事を耳にした事があります。
化粧スレート屋根の塗装をされる際は縁切りがされるかどうか、しっかり確認しておきましょう。
縁切り後の中塗りの様子
こちらの写真は縁切り(タスペーサー設置)後、中塗りをしている時のものです。
屋根材の下にタスペーサーが差し込まれているのが見えますでしょうか。
ちらっとだけ写っているのですが、ほとんどわからないですよね？
ちなみに1枚目の写真は下屋根、2枚目の写真は大屋根です。
中塗り後、しっかり乾燥するのを待ってから上塗りをして屋根塗装は完成です。
上塗りの様子はまた後日お伝えします(^^♪
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